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韓国釜山市にある姉妹校の智山高校から15名の高校生と2名の引率の先生が，南山中学・高校を訪問しました。昨年の暮れに韓国でお世話になった12名の南山生たちが，智山生を受け入れました。
智山高校の一行は，9日（金）福岡国際港に到着し，出迎えに行った南山生と共にスペースワールドでひと時を過ごしました。
翌10日（土）は，全校で智山生の歓迎会を行いました。智山高校の教頭先生は挨拶の中で「これからも友好関係を築いていきましょう」と述べられ，松本校長も歓迎の挨拶のなかで「近くて遠い国ではなく，近くて近い国を実現させましょう」と述べられました。智山生は，韓国の国技である「テコンド」・歌・韓国の風習など民族衣装を着て披露してくれました。
その後南山生のエスコートで市内観光へと出かけ，松山公園では，長崎原爆朝鮮人犠牲者の慰霊碑で献花と黙祷を行いました。夕刻には，ホストファミリーとの会食が学校で行われ，各家庭でのエピソードや感想などが述べられ，和やかな時間となりました。なかでも智山生の一人が，「韓国に帰りたくありません」と言った時には，参加者全員が爆笑でした。
11日（日）は，各ホストファミリーとの自由時間でボーリング，観光，カラオケ，買い物など楽しい時間を過ごしたようです。
12日（月）は，貸し切りバスで福岡へと帰途に着きました。別れ際，去ってゆく智山生がわが子のように思えて，涙を流すお母さまや，感激した智山生が涙する場面もあり感動的な場面となりました。ホストファミリーの皆さま，本当にお疲れ様でした。
智山高校の皆さんとの交流が与えてくれたものは，たくさんあると思います。異文化の交流を通して体験したものは，きっとこれからを担う若い世代の心の中に強く影響すると思います。ぜひ一人でも多くの生徒諸君にもこの感動を経験してほしいと願っています。
長崎南山国際交流（NICE)